大河ドラマにも登場? 徳川3代を支えた「天海」日光で御膳に

豆づくしの天海御膳

 日光市山内のホテル清晃苑(せいこうえん)にあるレストラン「しゃくなげ」はこのほど、日光山中興の祖とされる慈眼大師天海(てんかい)大僧正(1536~1643年)にちなんだメニュー「天海御膳」の提供を始めた。

 天海は徳川家康(とくがわいえやす)、秀忠(ひでただ)、家光(いえみつ)の3将軍に仕えた。家康の命により、1613年に日光山の貫主となり光明院(現在の日光山輪王寺)を再興した。

 同レストランはNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送を機に、家康とゆかりの深い日光の地域活性化を目的として同メニューを作った。

 御膳は天海が豆をよく食べて長生きしたことから、豆づくしをコンセプトにした。湯波の天ぷらや大豆の含め煮、小豆のデザートのほか、家康が好んだとされる八丁味噌(はっちょうみそ)を使った煮込みうどんなどの料理が並ぶ。

 清晃苑などを運営する「春茂登ホテルグループ」の根本芳彦(ねもとよしひこ)社長は「大河ドラマを好機として、日光を盛り上げていく一助になれば」と話した。

 1日20食限定で、3080円。月曜定休。

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