楽しさとおいしさを…子ども食堂にチョコレート 坂戸に工場持つ明治 ハロウィーンなどにも寄付を予定

島川豊弘工場長(左)から菓子を受け取る子ども食堂の関係者=1月27日、埼玉県坂戸市千代田の明治坂戸工場(坂戸市提供)

 食品大手の明治(本社・東京都中央区)は1月27日、埼玉県坂戸市内で子ども食堂を運営する4団体にバレンタイン用の菓子を寄付した。贈呈式は同市千代田の同社坂戸工場で開催。チョコレートの詰め合わせなどの同社製品が、各団体の関係者に手渡された。

 寄付は坂戸市の仲介で実現した。市が広報誌の昨年12月号で特集した子ども食堂の記事を見た同社側が、菓子の寄付を提案。同社は今年、バレンタインのほか、こどもの日(5月)、ハロウィーン(10月)、クリスマス(12月)にも菓子を提供するという。

 坂戸工場の島川豊弘工場長は「私たちのお菓子も役に立つのではないかと思い、寄付を申し出た。お子さんたちにはイベントで食べていただき、楽しさとおいしさをお届けできたら」と話していた。

 市は1月、明治のほか、職場で集めた食料品を市内子ども食堂に寄付した埼玉りそな銀行に感謝状を贈った。

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