平戸市と住友生命 子育てなどで協定 長崎県内自治体初

包括連携協定を交わした本間支社長(左から2人目)と黒田市長(同3人目)ら=平戸市役所

 平戸市と住友生命保険は2日、健康増進や子育てなど地域課題解決を目指す包括連携協定を締結した。同社が営業活動で培ったネットワークや情報発信力を、同市の市民サービス向上につなげる。
 同社が長崎県自治体と幅広い分野で包括連携協定を締結するのは初めて。九州内でも北九州市、鹿児島県霧島市に次いで3自治体目。平戸でのがん検診・特定検診の受診率向上に向けた啓発資材の作成・配布や、小学生の放課後の居場所づくりなど7分野11項目で協働活動を進める。
 締結式で黒田成彦市長は「市民の健康で安心・安全な暮らしを守ることが最重要課題。協定によってより効果的な施策展開が可能になる」。同社長崎支社の本間弘幸支社長は「平戸との協定締結は大変ありがたい。平戸で健康長寿社会実現を目指したい」とそれぞれ述べた。


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