上⼾彩、相葉雅紀主演「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」でヒロイン役! 坂本冬美、一路真輝も出演

上⼾彩、坂本冬美、一路真輝が、TBS系で今春放送の「ひとりぼっち ―人と人をつなぐ愛の物語―」(放送日時未定)に出演する。

相葉雅紀が主演を務める同作は、人と人とのつながりが希薄になっている現代で「あなたは“ひとりぼっち”ではない」と、一生懸命に日々を生きる人々にエールをおくる、愛と奇跡の物語。プロデューサーを務めるのは、同局の人気シリーズ「渡る世間は鬼ばかり」をはじめとする数々の名作ドラマを世に送り出してきた石井ふく子氏。2018年に放送したドラマ特別企画「あにいもうと」、20年の新春ドラマ特別企画「あしたの家族」と、今もなお精力的に作品を生み出している石井氏が贈る本作は、最も親交の深い脚本家だった故・橋田壽賀子さんにささげる物語だ。

物語の舞台となるおにぎり専⾨店「たちばな」の常連客であり、⼼を閉ざした主人公の杉信也(相葉)に立ち直るきっかけを与えるヒロイン役を上⼾。「たちばな」の店主にして主人公の亡き姉とうり二つの女性役を坂本冬美、明るい性格で店主と一緒に「たちばな」を切り盛りする従業員役を一路真輝が務める。

上⼾は石井プロデュースの作品に数多く出演しているが、今回演じるのは主人公の人生に大きな影響を与える女性・内田千秋。千秋は水道メーター検針員として働く信也が検針を担当するエリアに住んでいる臨月の妊婦。夫は単身赴任中で、初めての出産を一人で迎えることに不安を感じている。おおらかで人懐っこい笑顔の千秋と、⼼を閉ざしている信也が偶然に出会ったことで、物語は大きく動くことになる。

そして、石井演出の舞台への出演経験はあるが、石井プロデュースのドラマへの出演は今回が初で、相葉との共演も初となる坂本が演じるのは、主人公と運命の出会いを果たす、おにぎり専⾨店「たちばな」の店主・立花香。明るく、おせっかいなくらい面倒見がいい人柄にひかれている常連客も多い。ひょんなことから「たちばな」を訪れた主人公の信也は、自分の亡き姉にうり二つの容姿である香に驚く。また、石井作品には欠かせない一路は、香と共におにぎりを握る「たちばな」唯一の従業員・藤森聡美を演じる。優しく落ち着いた性格で香とはいいコンビだが、ある日、聡美の身にあることが判明。「たちばな」は香が一念発起して始めたおにぎり専⾨店。聡美と二人三脚で苦労を重ね、今では行列ができるほどの人気店に成長した。千秋をはじめ常連のお客さんも多く、常連さん同士の交流も盛ん。そんなお店の環境もまた、信也の運命を変えていくことになる。

上戸は、「石井ふく子先生とまた作品をご一緒できる機会をいただけてとてもうれしかったです。石井ふく子組はいつも本当に温かい空気が流れる現場で、今回も変わらない空気感に懐かしさを感じていました。昔からお世話になっている俳優さんや顔なじみのスタッフの方々に久々にお会いできたことも大変うれしくて。コロナ禍になってからは会うことも難しい時期がありましたので、今回の現場は同窓会のような懐かしさも感じつつ、楽しみながら撮影に臨ませていただきました」と撮影を振り返る。

さらに、「橋田先生とは若い頃からお仕事させていただいておりましたが、いつお会いしても、こんな私にでさえ深々と頭を下げてごあいさつをしてくださり、常に笑顔で優しくお話ししてくださるお方でした。今回の作品では、石井ふく子先生を先頭に、皆さんが橋田壽賀子さんへ思いを胸に秘めて撮影に臨んでいたと思います。人の温かみをとても感じる今回の作品。その温かみが見てくださる方の⼼に届くことを⼼から願っております。ぜひ多くの方にご覧いただけましたらうれしいです」とメッセージを寄せている。

坂本は「今回、石井ふく子先生からドラマのお話をいただき、うれしい気持ちと、私に演じることができるのか不安でいっぱいでしたが、石井先生が橋田壽賀子先生への思いを込めて、脚本から手掛けられた作品ですので、お声をかけていただき大変光栄に思っております。私が演じさせていただいたおにぎり専⾨店『たちばな』の店主・立花香として、お客さまに⼼を込めておにぎりを握らせていただきました。橋田壽賀子先生をしのぶ作品に出演させていただいたことに⼼より感謝しております。そんな感謝の思いを込めて精いっぱい演じさせていただきました」と作品への思いを語る。

加えて「最近、希薄になっている人と人とを結ぶ絆の大切さを思い出させてくれる、⼼がほんわか温かくなる作品です」と物語を紹介し、「生きていく上で誰もが悩みや⼼に傷を抱えていると思いますが、そんな⼼に温かく問いかけ、寄り添ってくれる作品です。ぜひご家族でご覧いただきたいです」と呼び掛けている。

一路は「石井ふく子先生プロデュース、橋田壽賀子先生追悼ドラマに出演させていただけることに⼼からの感謝を申し上げます。お二方の作られたドラマ、そして舞台を何度か経験させていただきましたが、いつの時代の作品でも必ず揺るぎないテーマがあります。それは『人が人を思いやる』ということです。セリフのすべてにその思いがあふれていて、その台本を体現できることを幸せに思ってやってまいりました。今回の作品も本当に温かくて、石井先生の橋田先生への思いがたくさん詰まっていました」と作品の魅力を伝える。

続けて、「坂本さんが握られるおにぎりが見どころです。とても鮮やかな手さばきです。おにぎりの具も本当においしそうで、収録中は毎食おにぎりをいただきたくなる思いでした。きっとこのドラマをご覧になれば、おにぎりを食べたくなって、しばらく会っていない人に連絡をしたくなるのではないでしょうか? 心の中がポカポカするような本当にすてきなドラマです。コロナ禍もあり、人と人との関係が希薄になりがちなこの時代にこそ、1人でも多くの方に見ていただきたいです」と見どころを話している。

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