「北方領土の日」の2月7日、静岡県下田市では、記念史跡をめぐるマラソン大会が行われました。
マラソン大会は、1855年に日露間の国境を定めた「日露通好条約」が静岡県下田市で結ばれたことにちなんだもので、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。条約調印の場所である長楽寺をスタートし、市内の史跡をめぐる約5.1kmで、中学生と一般の部に分かれ180人が参加しました。ロシアのウクライナへの侵攻から間もなく1年。参加者は平和への思いを胸に下田の街を走りました。
<参加者>
「僕が走ることで平和になるとは思いませんが、楽しいイベントにすることで、国と国はいろいろあっても、そこに住んでいる人間同士は関係がないので、人間同士の友好がこれでできたらいいなと思います」
完走した一般ランナーには北海道根室市から送られた鮭を使った鍋が振る舞われ、楽しみながら、北方領土について考える機会となりました。