工事中に誤って…「矢板」で水道管破損、一時は水吹き上がる 吉川の都市計画道路 断水などの影響はなし

工事中に水道管破損、断水などの影響なし=埼玉県吉川市

 埼玉県は7日、吉川市美南4丁目の道路工事現場で、水道管破損事故が発生したと発表した。各家庭への断水などはない見込みで、漏水復旧作業が行われている。

 県道路街路課によると、同日午後1時20分ごろ、都市計画道路三郷流山線の工事で水路の切り回しのため、矢板を打ち込む作業を行っていたところ、誤って地下に埋設されていた水道管を破損した。

 県企業局水道管理課によると、水道管は直径約70センチで強度のあるダクタイル鋳鉄製。庄和浄水場から吉川市の配水場へ水を送るため地下約1.8メートルに埋設されており、事故発生当時、管内から水が吹き上がるなどしたものの、周辺の道路が冠水するなどの被害はなかったという。

 配水場には別の管から送水が行われており、現場では掘削により水道管の破損状況を調べ、復旧作業が行われている。

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