県北で夜間の交通死亡事故多発 今年に入り高齢者3人 県警が注意呼びかけ

県北地区での死亡事故多発を受け、県警は道路上の電光掲示板で注意を促している=佐世保市平瀬町(画像は一部加工)

 今年に入り、長崎県北地区で夜間の交通死亡事故が多発している。県警は3日から、道路上の電光掲示板で重大事故が続けて発生していることを知らせ、注意を呼びかけている。
 県警交通企画課によると、県内では6日時点で人身事故が276件発生。負傷者は362人で、前年同期と比べて38件多くなっている。平戸市と佐世保市では1、2月、道路や横断歩道を渡っていた70代以上の高齢者計3人がはねられ死亡した。いずれも夜間の事故だった。
 同課の出口博之管理官(58)は、運転手は「交差点や横断歩道、高齢者らに注意してほしい。夜間は歩行者の存在が分かりづらくなる。ハイビームの使用を」と求め、歩行者には「安全を確認して渡り、夜は明るい服や反射材を身に着けてほしい」と呼びかけている。


© 株式会社長崎新聞社