悲鳴…店で500円ポーチ盗んだ22歳女、女性店長を羽交い締めに 「金出せ」と脅し逃走、執念の逮捕劇

川越署=川越市大字大仙波

 雑貨店で刃物を突き付けて金品を奪おうとしたとして、埼玉県警川越署は8日、強盗致傷と窃盗の疑いで中国籍の住居不定、職業不詳の女(22)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年11月10日午後5時35分ごろ~同7時46分ごろまでの間、川越市連雀町地内の雑貨店で、現金500円の入ったポーチを盗んだ後、同店経営者の女性(78)を背後から羽交い締めにして刃物のような物を突き付け脅迫し、金品を奪おうとした疑い。女性は首などを負傷。

 同署によると、女は「金を出せ」などと脅迫したが、女性が悲鳴を上げたため逃走した。

 防犯カメラ映像の精査などから犯行を特定。所要の捜査から本籍が横浜市であることが分かり、付近のビジネスホテルなどを警戒していたところ、8日、捜査員が発見し確保した。

 同署は、単独犯とみて詳しい動機や余罪などを調べている。

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