中国電力・電気料金値上げ申請 43年ぶり公聴会 反対意見続出

中国電力が経済産業省に申請した電気料金の値上げについて、43年ぶりとなる公聴会が広島市内で開かれました。

中国電力は去年11月、主に家庭の電気料金を約30%引き上げる認可を求め経済産業省に申請しました。値上げの申請は石油ショックの影響を受けた1980年以来です。

公聴会は値上げを認めるか審査するために必要な手続きで、消費者4人が意見を述べ中国電力の独占禁止法違反や景品表示法違反の不祥事を引き合いに値上げに反対しました。

米子市在住 土光均さん「中国電力はお願いができるような立場ではない」

鳥取市在住 山中幸子さん「いったん保留して申請資料を作成し直し、カルテルなどいろいろな不正についてきちんと説明してから値上げの申請をするべき」

佐伯区在住 木原省治さん「これだけ物価がさまざまなところで上がっているなか、もっともっと慎重にするべき。あまりにも審査期間が短い」

3月末までに専門家による審査をへて経済産業省が最終判断し、認可されれば4月から値上がりとなります

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