道の駅「蓮如の里あわら」オープン日が決定 福井県、スイーツやウナギ料理など特産メニューを提供

道の駅「蓮如の里あわら」の完成イメージ図

 福井県あわら市吉崎で整備中の道の駅「蓮如の里あわら」が、4月22日にオープンする。2024年春の北陸新幹線芦原温泉駅開業を見据え、市北部エリアの新たな地域振興や観光拠点として、年間約36万人の利用者を見込む。

 同駅のメインとなる飲食・物販施設は、鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積975平方メートル。駐車場と汀(なぎさ)児童公園などを含む道の駅全体の敷地面積は8137平方メートル。施設には休憩所や観光案内所も設ける。電動自転車がレンタルでき、シャワールームもある。2カ所の駐車場は小型車、大型車の計66台(身障者用3台含む)を収容する。同市の森之嗣市長が2月8日開いた定例会見で明らかにした。

 飲食コーナーでは、坂井北部丘陵のフルーツを使ったパフェやとみつ金時のパイなどを販売。福地鶏を使った卵かけごはんや、北潟産のウナギを使った秋冬限定の料理など、地の物をふんだんに使ったメニュー開発に取り組む。

 直売所の「出荷者協議会」には現在約60事業者が加盟。弁当や総菜などの加工品、苗木や植木といった農産園芸品などの品ぞろえも充実させる。お土産コーナーでは、金津創作の森美術館入居作家の作品を展示販売するほか菓子や酒、伝統工芸品などを扱う。

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 同駅を管理運営する指定管理者は、石川県加賀市でウサギと触れあえるテーマパーク「月うさぎの里」を経営する宮谷正志社長が設立したアワランニング合同会社(あわら市吉崎2丁目)。

 会見で森市長は「あわら市全域に元気と活力を取り戻し、増進させ、地域住民の生活の向上や地域の活性化につなげていく」と述べた。

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