長崎県スポーツ表彰 53個人14団体受賞 サッカー日本代表・森保監督らに特別賞

特別賞の受賞者を代表して表彰状を受け取る車いすバスケットボール男子の溝口良太(グリーンテック九州)。U23世界選手権で優勝した=ホテルニュー長崎

 本年度の長崎県スポーツ表彰(個人53、団体14)と県スポーツ教育長顕彰(個人48、団体24)の表彰式が9日、長崎市内で行われ、受賞者たちがさらなる飛躍を誓った。コロナ禍の影響で表彰式の実施は3年ぶり。
 国際大会や全国大会で優秀な成績を収めた個人や団体、競技の普及や発展に尽くした功労者らを県が毎年表彰している。県スポーツ表彰の特別賞には、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で日本を決勝トーナメントに導いた森保一監督ら12人と2団体が選ばれ、このうち5人と2団体が式典に出席した。
 表彰式では、中﨑謙司県教育長が各賞の代表者に賞状を手渡して「昨年は本県ゆかりの多くの選手が世界の舞台で健闘し、感動と希望を与えてくれた。今後も本県スポーツのさらなる普及、振興を図り、スポーツを通じた児童、生徒の健全育成に努める」と式辞を述べた。
 昨年9月のU23男子ソフトボールアジアカップで日本の優勝に貢献して特別賞を受けた井上裕太郎内野手(環太平洋大4年、島原工高出身)は「非常に光栄。身が引き締まる思い」と喜びを語った。今春、実業団チームの強豪である平林金属(岡山)に進み、4月にはU23W杯アルゼンチン大会も控える。「この賞に見合う活躍をできるようにまた頑張る」と気持ちを新たにしていた。


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