「感染症対策や防災を共同で」 広島市とアース製薬株式会社が包括的連携 

広島市とアース製薬は、感染症対策や防災の取り組みで包括的に連携する協定を結びました。

9日の締結式には広島市の松井市長やアース製薬の川端社長たちが出席し、協定書に署名しました。

協定によりますと、蚊やマダニが媒介する感染症について、啓発ポスターを共同製作し、市民に注意を促します。また、虫よけ剤を正しく使って感染症を予防することを啓発するアース製薬の「虫ケアステーション」を、市が関わるイベントに出展します。

防災の面では、飲料や非常食を扱う自動販売機にマスクや簡易トイレなどを備蓄するコーナーを併設して注意喚起を呼びかけたり、市の避難誘導アプリに導くポスターを掲示したりして、連携を深めます。

アース製薬 川端克宜 社長
「使わないで済むということが一番いいわけですよね。災害が起こらないということですけど。でも万一、起こった時のために用意していく、それに対して支援をしていくということが何よりも重要かなということで」

アース製薬は、災害時に虫ケア商品を避難所に提供することなども決めています。

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