ガーシー参院議員、次回の懲罰委員会も欠席へ N党・立花孝志党首は「国会によるハラスメント」と激怒

NHK党の立花孝志党首(55)が10日、国会内で党の定例会見に出席。尾辻秀久参院議長(81)から発出された国会に登院するよう求めた招状を拒否し、参院懲罰委員会にかけられたガーシー参院議員(55)の弁明がオンラインで認められなかったことに「理由があるのに、話を聞かない。国会によるハラスメントだ」と猛反発した。

立花氏はこの日、参院事務局にガーシー氏の国会を欠席する弁明書を提出したことを明かした。弁明書では「NHKの郵便法違反を国政調査権に基づき国会が追及しないから」とした。

同党の浜田聡参院議員(45)は、鈴木宗男参院懲罰委員長(75)から21日の次回懲罰委でガーシー氏本人、もしくは浜田氏が代理人として弁明を希望するかどうか回答を求める書面を受け取った。ドバイ滞在中のガーシー氏は出席せず、浜田氏が代理で出席する方向だが、立花氏は「もし(浜田氏が)ガーシーの代理で出ても、粛々とこれ(弁明書)を読むだけ」とした。

ガーシー氏のオンラインでの弁明を求めながらも、認められなかった立花氏は「学校に例えたら、学校に来ない子に理由を『学校で話して』と言っているようなもの。理由があるんですよ。都合の悪いことを聞かない典型」と、懲罰委の対応を批判した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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