広島県 尾道市の卸売業者が、ヨーロッパにカキを輸出する日本で初めての取り組みをスタートさせました。
全国トップの生産量を誇る広島名産の「カキ」…。
湯崎知事を訪問したのは、尾道市に本社を置く卸売業者「クニヒロ」の幹部です。「クニヒロ」は、食品の衛生管理などについて国などが定めた基準(EU HACCP)を国内で初めて取得し、ヨーロッパへカキの輸出が可能となりました。
9日、東京の羽田空港から箱詰めされた100キロのカキが、フランスへ渡りました。
クニヒロ 川崎育造 会長
「まろやかで味が濃い。従来(ヨーロッパ)のカキとは違った位置づけで広島カキを賞味してもらえれば」
広島県もさらなる消費拡大につなげようと、2025年度までにカキの輸出額12億6000万円を目指しています。
輸出されたカキは、フランスのパリで17日から開かれるイベントに出品されるということです。