那須で育てた完熟イチゴ、東京駅へ 新幹線で発送、即日販売

乗用車に積み込まれるイチゴ

 那須町高久甲の「お菓子の城那須ハートランド」は10日午前、JR東京駅構内で販売する自家栽培した完熟イチゴ400パックを発送した。

 品種は、甘みと酸味のバランスが良い「とちおとめ」、強い甘みが特長の「とちあいか」の2種。イチゴは同店の自家農園「いちごの森」で栽培し、9日に収穫したばかり。どちらも旬を迎えているという。

 同店は3日にも計約300パックを発送し、完売したため、今回は約100パック増やした。

 イチゴは午前8時半ごろに同店で乗用車に積み込まれ、JR那須塩原駅に運ばれた。その後、同9時53分同駅発の東北新幹線に乗せられ、JR東京駅に到着し、同駅構内の「NewDaysグランスタ東京北通路店」で午後から販売された。

 お菓子の城那須ハートランドの担当者は「なかなか食べられない完熟したイチゴのおいしさを、多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 同店は17、24両日にもイチゴを発送する。

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