「職人の家の味」をレトルトに 熊谷の2社がコラボ 甘みが絶品、日本酒「直実」の酒粕入りカレー誕生

「『なかむら牧場』がつくりました。『直実』酒粕入りカレー」を持つ高岸猛室長

 埼玉県熊谷市拾六間の食肉製造業中村牧場は、同市三ケ尻にある権田酒造の日本酒「直実」の酒かすを使用したレトルトカレー「『なかむら牧場』がつくりました。『直実』酒粕(かす)入りカレー」(180グラム)の販売を始めた。

 同酒造で余った酒かすを自宅でカレーに入れていることを同社が知り、レトルトカレーの開発に着手。酒かすや県産豚肉のブランド「彩の国愛彩(あいさい)三元豚」を使用し、コクのある深い味わいに仕上げた。価格は税別600円で、同酒造などで販売。同社はキーマカレーも開発し、いずれも市のふるさと納税の返礼品にも採用されている。

 同社食肉事業部事業戦略室の高岸猛室長(53)は「酒かすで甘みのあるカレーになったので、ぜひ食べてもらえれば。これからも第2、第3弾の地産地消の商品を開発していきたい」と話していた。

 問い合わせは、中村牧場(電話048.533.2929)へ。

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