総合人材サービス・パーソルホールディングス(東京都)の特例子会社パーソルサンクス(同)の横浜の焼き菓子工房で8日、タレントの中山秀征さんを招いたチョコ作りイベントが開かれた。
同社は障害者雇用を手がけており、会場の「よこはま夢工房長者町」は浦舟、睦町に次ぐ横浜の三つ目の工房として昨年12月にオープンした。3月の本格稼働に向け、障害のある人の採用を増やす予定で、イベントは工房を知ってもらう体験会をかねて開かれた。
参加者は、ホワイトチョコを生地にした板チョコに、横須賀地区の拠点「よこすか・みうら岬工房」で収穫した横須賀産のイチゴやミカンを乾燥させたドライフルーツなどをトッピング。結婚25周年を迎えるという中山さんには、特別に25の文字の入ったハート形のクッキーも渡され、笑顔でチョコ作りに挑戦していた。
同工房マネージャーの加藤洋平さんによると、工房社員の28人中20人が障害者。3月には1日最大2千個のマドレーヌを焼く予定で、さらに10人程度の採用を予定しているという。
中山さんは障がい者自立推進機構理事を務め、日頃「パラリンアート」振興を後押ししている。