欧州デビュー戦は決勝進出の蝉川泰果

滑り込みで決勝Rに進んだ蝉川泰果(写真は初日、大会提供)

◇欧州ツアー◇シンガポールクラシック 2日目(10日)◇ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)◇7471yd(パー72)

欧州ツアーデビュー戦の蝉川泰果は、カットライン上の通算3アンダー51位で決勝ラウンドに滑り込んだ。初日は4バーディ、4ボギーの「72」とパープレーだったが、2日目は5バーディ、1ダブルボギーの「69」とスコアを伸ばした。

初日はボギーを叩いた4ホール中3ホール(3番、13番、18番)がパー5。「デビュー戦ということよりも、今日の自分自身のプレーが苦しい」と話していたが、契約メーカー・ピンの担当者から「考え過ぎている部分がある」と指摘されたという。「それを踏まえて一打、一打に疑問を持たずにスムーズにプレーした結果が良かったんじゃないかな」。前日のアドバイスが2日目のプレーにつながった。

カットラインを意識する中で、この日唯一スコアを落とした16番は2打目で池に入れた。アプローチも寄せきれずに4オン2パットのダブルボギーとしたが、17番パー3でバウンスバックのバーディを奪って「ほっとした」という。

プロとして初めてフルシーズンを戦う今年はまずPGAツアー3試合に出て2度予選通過していた。「最終日に崩しているけど、4日間の戦い方は勉強してきた。全体に今の順位より上げることを目標に、とにかくバーディをたくさん獲れるようにしたい。決勝ラウンドも頑張っていけたら」と週末の奮闘を誓った。

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