【DeNA】神里、初の紅白戦で初球から盗塁 片岡氏の助言を早くも体現 地元の陸上レジェンドからも指導

1安打1盗塁と存在感を示した神里

 横浜DeNAは11日、今キャンプ初の紅白戦を行い、6年目の神里が持ち味の足を生かし、外野の定位置奪取をアピールした。

 四回に安打で出塁すると、次打者の初球で迷いなくスタートを切り、悠々と二盗に成功。第1クールで走塁の臨時コーチを務めた片岡保幸氏から「失敗してもいいから」と助言を受けたといい、「実戦でないと分からないこともある。どんどん走っていこう」と体現した。

 オフも例年以上に走力を磨いてきた。地元の沖縄で世界マスターズ陸上金メダリスト・譜久里武さんから指導を受け、「スタートを切ってからの走りもいい感覚だった」と手応えをつかんでキャンプに臨んでいる。

 チームが今季掲げる盗塁数は昨季の49から約1.5倍の75~80。桑原に次ぐ2位タイの6を記録している神里も1、2年目以来となる2桁を目指すシーズンになる。

 もちろん外野の全ポジションを守れる「便利屋」に収まるつもりはない。「レギュラーとしてやっていきたい気持ちはある。しっかり奪いにいく気持ち」。開幕までの1カ月半、最大の武器で結果を求めていく。

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