きょう12日(日)日中は九州から東北南部にかけて晴れて気温は上昇。東京や大阪の最高気温は3月下旬並みで、桜が咲くころのような気温が見込まれている。ただ、夕方以降は九州から天気は下り坂となりそう。
　あす13日(月)にかけて雨の範囲が広がり、雨のあと週半ばは強い寒気が南下する見通し。日本海側は広く雪が降り、晴れる太平洋側でも真冬の寒さが戻りそうだ。

九州は夕方から雨で雨足強まるおそれ

　きょう12日(日)は、低気圧が近づく北海道や東北北部は山沿いを中心に夜にかけて雪が降る見通し。東北南部から九州は、昼間は高気圧に覆われてだいたい晴れる所が多いものの、夕方からは低気圧や前線が近づくため天気は下り坂だ。
　九州は夕方から、中国・四国は今夜遅くから雨が降る見通し。九州では雨足が強まり、特に夜は鹿児島県で傘がまったく役に立たなくなるような非常に激しい雨が降るおそれがある。

　昼間の気温は全国的にこの時季としては高い見通し。那覇は晴れて26℃の夏日になる予想。東京、大阪は16℃で3月下旬並みの見込みだ。
　なお、積雪が多くなっている所でも気温が上がるため、なだれや屋根からの落雪などに気をつけたい。

あす13日(月)西・東日本は1日雨具が手放せず

　前線を伴う低気圧はあす13日(月)にかけて、本州南岸を東に進む見通し。あすの西日本や東日本は夜にかけて雨が降ったりやんだりとなり、雨具が手放せなくなりそうだ。
　東日本の内陸では雪が降るものの、東京都心など関東南部は雪ではなく雨が降る見込み。

　日ざしは少ないため、最高気温は前日より低い所が多くなりそう。冷たい北風がやや強めに吹くため、体感温度は数字より低くなる可能性がある。

14日(火)～15日(水)は日本海側で広く雪

　あすの雨のあと、日本付近は西高東低・冬型の気圧配置が強まる見通し。そのため強い寒気が南下し、14日(火)から15日(水)にかけては日本海側で広く雪が降りそうだ。風が強まり、特に北陸や北日本ではふぶくおそれがある。

　太平洋側では晴れる所が多いものの、真冬の寒さが戻りそう。週半ばは東日本や西日本の最高気温は10℃に届かない所が多い予想だ。その後、次の週末にかけて気温は上がる見込み。気温の変化が大きいため、体調を崩さないよう気をつけたい。

（気象予報士・鈴木悠）