日光の新しい魅力を発信するイベント「日光めぐり湯」が11日、東京・北千住の銭湯「タカラ湯」で始まった。日光市内の名所やレジャーを紹介するイラストマップを展示したり、名物の天然かき氷を振る舞ったりして観光資源をアピールした。19日まで。
市のブランディング事業「NEW DAY,NEW LIGHT.日光」の一環。「雪の遊園地」「奥鬼怒秘境温泉」「水の遊園地」「ダム湖」の4種類のイラストマップを男湯と女湯の壁面に設置し、雪上を走るスノーサイクリングや渓谷で沢下りを楽しむキャニオニング、鬼怒沼の魅力などを紹介。1月に切り出した天然氷のかき氷を利用者に無料で提供した。
地元在住で週1回訪れるという銭湯ハンコ作家の広瀬十四三(ひろせとしぞう)さんは「天然氷が口の中ですぐ溶けて、おいしい」と、湯上がりのかき氷を味わっていた。
視察した粉川昭一(こなかわしょういち)市長は「風呂につかりながら新しい日光の見どころを知ってもらい、本物の温泉に入りに来てほしい」と期待を寄せた。