蝉川泰果は目標クリアならずも「もっと自分はできる」 次週はタイへ

“鬼門”の最終日は「75」と伸ばせなかった(大会提供)

◇欧州ツアー◇シンガポールクラシック 最終日(12日)◇ラグーナ・ナショナルゴルフリゾートC(シンガポール)◇7471yd(パー72)

蝉川泰果は欧州ツアーデビュー戦を60位で終えた。予選通過した直近2試合(「ソニーオープンinハワイ」「ファーマーズインシュランスオープン」)の最終日はともにオーバーパー。“鬼門”としていたラスト18ホールは3バーディ、3ボギー1トリプルボギーの「75」だった。「目標としていた、一つでもスコアを上げるということがクリアできなくて残念」と肩を落とした。

10番でボギーを先行してスタートした前半、14番(パー5)をバーディとして取り返すも、17番(パー3)でトリプルボギーを喫した。「池に2発入れて。5打目で2mぐらいに寄せて決めた」。大きくスコアを落として乱した流れは取り戻せず、後半はイーブンのプレー。「かみ合わなかった部分もあれば、もっとミスを抑えられたホールもいっぱい」と悔しさをにじませた。

反省点を挙げる反面、バーディも獲れており、予選通過を果たして4日間プレーできたことは大きい。「ショット自体は自信がつくぐらいは良くなってきている。メンタル面も少しずつ成長していると感じられた。上を見ることが大事だと気付いたのでもっともっと自分はできると思って、自信を持ってプレーすることをやってみようかなと思う」と気持ちを切り替えた。

次戦はタイのアマタ・スプリングCCで行われる欧州ツアー「タイクラシック」に出場する。「このままのレベルで止まっていたくない。上位で戦えるように初日からしっかり伸ばして、いい位置で最終日を迎えられるように頑張りたい」と意気込んだ。

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