“三笘の1ミリ”を再現したひな人形も 「しまばら浪漫ひなめぐりん」開幕

ひな人形が華やかに彩る主会場=島原市、島原城観光復興記念館

 城下町島原を華やかに彩る「しまばら浪漫ひなめぐりん」が11日、長崎県島原市で始まった。島原城観光復興記念館(城内1丁目)や観光交流センター「清流亭」(新町2丁目)など市内5カ所にひな人形計約500体が飾られ、訪れた人たちの目を楽しませている。3月14日まで。
 市内の観光施設を運営する島原観光ビューロー主催。計約350体を展示している主会場の同記念館には、七段飾りのひな人形セットや島原伝統の「押し絵びな」と呼ばれる厚紙などを使った平らな人形が並ぶ。
 日本中を沸かせたサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会の日本対スペイン戦で、“三笘の1ミリ”と称賛を浴びたゴールライン際のシーンを再現したひな人形もあり、来場者の目を引いている。
 着物やはかま、髪飾りなど大正風の貸衣装に身を包み湧水庭園「四明荘」(新町2丁目)など大正期建築の観光名所を散策してもらう企画もある。担当者は「ひな人形観賞を楽しみつつ、城下町をゆっくり散策してほしい」と話す。

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