介護施設向けシステム提供 リエゾンデザインが投資型CF 2月17日まで

 介護従事者向けのシステムを開発、提供する長崎市のスタートアップ企業「Liaison Design(リエゾンデザイン)」(川副巧成代表)は11日から株式投資型のクラウドファンディング(CF)を開始する。1株10万円から募り、950万円の資金調達を目指す。17日まで。
 同社は、介護従事者が要介護者を介助する様子を撮影した動画をデータ化することで、自立支援に向けた適切な介護メニューを提案したり、必要な計画書・報告書を自動作成したりできるシステム「iTherapy(アイセラピー)」を開発。業務効率化による現場の負担軽減やサービス向上を目指し、全国の約30事業所で導入実績がある。
 昨年11月に県が実施した投資家と県内スタートアップ企業とのマッチングイベントで、株式投資型CFサービスを運営する「FUNDINNO(ファンディーノ)」とつながった。普通株式380株を発行し、ファンディーノのCFサイト内で投資を募る。資金は営業人件費やサーバー維持費などに充てる。

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