女性の発案でチェック柄に 川崎の町工場、作業着刷新「現場の雰囲気明るくなった」

「評判も良いんですよ」と女性用作業着について胸を張る清水さん=川崎市川崎区の「日の出製作所」

 昔ながらの町工場でもおしゃれを─。川崎市川崎区大川町の金属加工会社「日の出製作所」では男女共同だった作業着を女性社員の発案で刷新した。機械に囲まれた現場にあって、チェック柄の作業着を身にまとった女性社員が生き生きと働いている。

 「取引先から『現場の雰囲気も明るくなってますね』と言われたりもして、評判が良いんですよ」

 こう話すのは、工場長を務める清水理加さん(32)。社内でも数少ない女性管理職として活躍し、金属加工の現場をまとめている。紺一色の作業着では物足りなさを感じていたため、おしゃれに敏感な女性社員が集まり2011年と20年の2度にわたり作業着を刷新した。

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