岡山県倉敷市の中学3年生の行方が分からなくなって、きょうで3か月です。手がかりを探し続けている両親。「とにかく無事でいて」と息子のいまを案じています。
警察や家族によりますと、倉敷市の中学3年生、梶谷恭暉（かじたに・みつき）さんは、去年11月13日午後2時半ごろ、家族に「塾に行く」と言って自宅を出たのを最後に、行方が分からなくなっています。
防犯カメラの映像などから、JR倉敷駅から三原駅まで移動し、三原港から尾道市の生口島に渡った可能性が高いとみられ、翌日、生口島の路上に梶谷さんのスマートフォンと本などが置かれているのが見つかっています。
警察が顔写真を公開し、情報提供を呼びかけていますが、その後の足取りについては、全く分かっていません。
12日、梶谷さんの父親の姿は広島市にありました。
行方不明が報道されて以降、警察に寄せられた情報の中に、広島市で「梶谷さんに似た人を見た」などというものが複数あったからです。
もちろん、これが実際に梶谷さんであると判断できているわけではなく、広島市にいるという確かな情報があるわけではありません。
それでも、何かしら手がかりはないかとレンタサイクルで終日市内を回りました。
梶谷恭暉さんの父親
「3か月、過ぎるのが早いです。行方が分からなくなってもう3か月かと…。本当に無事であってほしい、ただそれだけ。戻る、戻らないは二の次で、無事でいてほしいというのが一番。無事であるかどうかだけでも、なんとか確認できないかなという思いです」
梶谷恭暉さんの父親
「本当に大事に思っていますし、本音は早く帰ってほしいと思いますけど、君が好きなようにやっていいし、無事で過ごしてくれたらと思っています。落ち着いたら、元気で帰ってきてねと伝えたいです」
今月3日には、広島市役所も訪問して協力を依頼。
家族はこれまで、足取りが途絶えた尾道市、三原市のほか、関西や愛媛県などでも、息子を探してきました。
梶谷さんの母親は「恭暉がいなくなってから3か月…。いつも食卓で美味しそうに『母さんおいしいよ』とご飯を食べる姿を思い出して涙が出てきます。気にかけけくださっている方、ありがとうございます」とコメントし、引き続き、協力を求めています。
梶谷恭暉さんの父親
「周りを見渡していただいて、少しでも似てるという子どもや人をみたら、警察に連絡してもらえればありがたいです」
― ご両親は、各地を回って、▼警備会社の人や、▼夜回り活動をしている人たち、▼教会の関係者などにも相談して、「似た人をみたらすぐ連絡しますよ！」と言ってもらっているということで、感謝していました。
梶谷さんは、身長170cmぐらい。黒縁眼鏡をかけていて、行方不明となった当時、黒色の短髪で、黒色無地の長そでに、白または灰色の長ズボンを着ていたということです。
なにかあれば、最寄りの交番や警察署や110番通報などで情報提供をお願いします。
【情報提供先】
最寄りの交番や警察署・110番・岡山県警 倉敷警察署086-426-0110
