松本大輝「ウルトラマンデッカー」最終回で叶わなかった変身を生披露 劇場版公開前に決意

俳優の松本大輝が13日、都内で人気特撮シリーズの新作映画「ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…」(武居正能監督、2月23日公開)の完成披露記念舞台あいさつに登壇した。

同映画は1月21日にテレビ放送の最終回を迎えた「ウルトラマンデッカー」の続編。最終回で変身ができず、窮地に陥った松本が演じる主人公アスミカナタ、ディナス、「GUTS-SELECT」の最終決戦が描かれる。

主人公が変身できなくなる展開に、松本は「最終回でデッカーとお別れすることになって、一つそこで自分の中で区切りがついていた。デッカーの力がなくても人間として戦っていこうと整理できていた」とクールに振り返った。同映画では中村加弥乃演じるラヴィー星人ディナスが、代わりにウルトラマンに変身する。嫉妬心は湧かず、ディナスが出てきた時は「がんばれ!こっちもがんばるから、みたいな応援する気持ちになりました」と明かした。

テレビ放送最終回でできなかった変身をイベントで披露する流れに。登壇者たちの「輝け!」を合図に松本は渾身(こんしん)の変身ポーズを決め「フラッシュ!デッカー」と叫ぶと、舞台袖からウルトラマンデッカーが登場。会場に訪れたファンたちを喜ばせた。

松本は「最終章と言ってますけど、すごく前向きに、夢に向かって旅立っていく。ほんとにまだまだデッカーの物語は終わらないです」と呼びかけた。「また何十年後、僕たちがもっと大人になってておばあさん、おじいさんになってその時に『ウルトラマンデッカー新作やります!』というようなうれしい発表も、もしたらあるかも」と期待に胸を膨らませた。

(よろず~ニュース・松田 和城)

© 株式会社神戸新聞社