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太田川のアユを増やそうと14日、人工受精で生まれた稚魚が放流されました。
広島市水産振興センターで去年秋に人工授精し、ふ化したアユの稚魚は体長6センチ、体重は1.4グラムほどに成長していました。
放流されるアユはおよそ24万尾で、育てられてきた水槽からトラックに積まれていきました。
放流場所は、太田川放水路の河口近くです。
太田川の天然のアユは、広島市だと安佐北区周辺で産卵してふ化するそうです。稚魚はその後、海へと下って行き、プランクトンなどを食べて成長。
春になって川を遡上するということです。
この天然の成長サイクルにあわせるため、放流は海の近くで行われました。
広島市 水産課 工永泰裕 技師
「(アユの)漁獲量が年々減っていく中、春先に遡上アユを捕まえて、その中に人工のアユが交じっているので、こういう取り組みの成果が反映されていると認識している」
6月1日のアユ釣り解禁日には、15センチほどに成長するのが見込まれるということです。