『炎のランナー』ヒュー・ハドソン監督が死去 主演俳優が「彼に借りがある。とても寂しい」

アカデミー賞作品賞受賞『炎のランナー』で知られるヒュー・ハドソン監督が死去した。86歳だった。

妻で女優のマリアム・ダボら遺族に代わって書かれた声明文には「ヒュー・ハドソン、86歳。最愛の夫であり父親であったヒュー・ハドソンは、短い闘病生活の後、2月10日にチャリングクロス病院にて死去しました」と綴られている。

スポーツ映画の傑作『炎のランナー』で主演を務めたナイジェル・ヘイヴァース(71)は、「打ちのめされたような気分だ」とし、「45年以上の付き合いとなる大親友のヒュー・ハドソンが亡くなったことに、大きなショックを受けています。『炎のランナー』は、私の俳優としての人生の中で最も素晴らしい経験の一つでした。そして、他の多くの人々と同じように、私はその後に続くものの多くについて彼に借りがあります。彼がいなくなるのはとても寂しい」と 声明を発表した。

作品は、1924年のオリンピックに出場した2人のイギリス人アスリートの実話をもとにした映画で、1982年のアカデミー賞で7部門にノミネート、作品賞を含む4部門を受賞している。

ハドソン監督は1984年アカデミー賞にノミネートされた『グレイストーク/類人猿の王者-ターザンの伝説』や、アル・パチーノやドナルド・サザーランドが出演した1985年の映画『レボリューション めぐり逢い』でも監督を務め、最近では孤児と虎を描いた2022年の映画『ザ・タイガーズ・ネスト』を共同執筆していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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