こどもの国「ナイトZOO」夏休みに実証実験 夜の観光コンテンツへ正式導入目指す

 【沖縄】沖縄市が導入を計画する沖縄こどもの国の夜間開園「ナイトZOO」について、市は今年の夏休みをめどに実証事業を始めることを決めた。実証期間中に寄せられた意見も踏まえ、2024年度の正式導入を目指す。こどもの国は日中の教育的機能を重視してきたが、ナイトZOOの実施で沖縄の夜の新たな観光コンテンツとしても定着を図りたい考え。

 沖縄市は24年度に市制50周年を迎えるため、記念事業の一環として夜間開園の導入を目指す。「クリーンな夜の街」のイメージづくりで活用を図り、中心市街地の観光とも連携を計画する。実証期間中は、入場対象を沖縄市民に限定する案を検討している。夜の部の開園時間は午後10時までとする方向で検討している。

 沖縄こどもの国は市が所有する施設。市や県が出資する公益財団法人沖縄こどもの国(理事長・桑江朝千夫沖縄市長)が指定管理している。

 桑江市長は昨年4月の市長選で「ナイトZOO導入」を公約した。市は夜間開園に向けた照明設備などの整備を進めている。

(島袋良太)
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