「物価の優等生」たまご 止まらない価格高騰で影響続々 広島

物価の優等生とも言われる“たまご”ですが、卸売価格が過去最高を記録するなど値上がりが止まりません。たまごを使う飲食店からは悲鳴も上がっています。

岡森記者

「たまご料理界で不動の人気、オムライスふわトロ触感がたまらないんですが、今この卵がお店の悩みの種になっています。」

つばめの台所店主・畦地真由美さん

「オムライス専門なので、やはりたまごが1番重要になってくるので…チキンライスになっちゃうので。」

テイクアウト&デリバリー専門のこちらのオムライス店。たまご2個で仕上げるふわとろオムライスが人気です。

この店では1日約70個ほどたまごを使うといいますが…。

つばめの台所店主・畦地真由美さん

「(卵の仕入れ値は)2倍近くまで上がっています。1箱(160個)2300円前後で入っていたものが、今はもう3900円ほどで入っているので大変なんです。」

JA全農広島が15日発表した取引の基本となる基準値は、Mサイズのタマゴ1kgあたりで「355円」。1日と比べると「30円」値上がりしていて、統計を取り始めた1996年以降最も高い価格だということです。

この店では光熱費高騰などの影響で、2022年9月のリニューアルオープンに合わせオムライスを数十円値上げしたばかり…。先の見えない価格高騰に不安が募ります。

つばめの台所店主・畦地真由美さん

「たまごがこれだけ上がっているのと乳製品・油なども上がっているので、値上げもちらつくんですけど、お客様に負担がかかっちゃうと思うとなかなか踏み切れずにいます。前のような値段に下がってくれることを祈って願って頑張っていくしかないかなと思っています。」

© 広島ホームテレビ