最新世論調査分析!首相秘書官の更迭は妥当?同性同士のパートナーシップどう思う?政党別クロス集計も発表!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年2月15日に公開された動画のテーマは……同性婚 あの政党支持者の賛否は?

ゲストにJX通信社の米重克洋氏をお招きし、同性同士のパートナーシップを巡る意識調査の結果について語っていただきました。

自民党支持者は同性婚をどう捉えている?

【このトピックのポイント】
・性的少数者に対する発言で首相秘書官が更迭された件について過半数が「妥当」と回答。同性婚を含む法的保護の必要性についても半数以上が肯定的
・政党別では同性婚を認めるべきとする自民党支持層は15.6%と他党に比べ少数にとどまる
・産休・育休中のリスキリングについては4割が現実的に不可能と回答。男女別で数字の違いも

荒井勝喜首相秘書官の更迭は妥当?

先日、首相秘書官の荒井氏が性的少数者を巡って「見るのも嫌だ」と発言し更迭されました。

このトピックについてネット調査で55.2%、電話調査では68.3%が「更迭は妥当だ」と回答。一方で「更迭は必要なかった」という回答はネット調査でも電話調査でも1割を切りました。

米重氏はこの結果について「世論全体としては更迭すべきだった、発言は妥当ではなかったという判断をしているということだと思います」とコメントしました。

同性同士のパートナーシップについてどう考える?

同性同士のパートナーシップについて、「同性同士の結婚を認めるべきだ」「相続などで何らかの法的保護をするべきだ」という肯定的な回答がネット調査でも電話調査でも半数を超える結果となりました。

米重氏は他社の調査結果も踏まえ「同性のパートナーシップに対して法的な建て付けをした方がいいという人は非常に多いと解釈できる」と分析しました。

各社の世論調査では同性婚に賛成する意見が多く聞かれるものの、日本はG7の中で唯一同性婚を認めていないのが現状です。

その背景として自民党支持層が同性婚に否定的である点も指摘されていますが、実際に自民党支持層はどのように考えているのでしょうか?

同性同士のパートナーシップについて政党支持層とのクロス集計を行いました。

「同性同士の結婚を認めるべきだ」という回答に限ってみると自民党支持層は15.6%と低く、他党と比べると同性婚への賛成度は高くないことが窺えます。

一方で野党支持層に目を向けると、政治思想を問わず同性婚や同性同士のパートナーシップに対し、法的な保護が必要だとする回答が多く見られます。

米重氏はクロス集計の結果に対し「政権がこういう結果をどう受け止めるか」とコメント。同性同士のパートナーシップに対し政府がどう対応していくのか、引き続き注目です。

選択的夫婦別姓についてどう考える?

選択的夫婦別姓についてはネット調査でも電話調査でも「導入すべき」という回答が最も多い結果となりました。

その他の回答で見るとネット調査では「わからない、答えない」が31.1%と多く、電話調査では「夫婦同姓の制度を維持すべきだ」という回答が27.6%と約3割を占めているのが特徴です。

米重氏によると高齢の方が「夫婦同姓の制度を維持すべき」という回答が多くなる傾向があるとのこと。世代による考え方の違いもあるのかもしれません。

産休・育休中のリスキリングは可能?

先日、岸田首相は産休・育休中のリスキリング(学び直し)に言及し物議を醸しました。

実際に産休・育休中のリスキリングは可能かどうかという質問に対し、ネット調査・電話調査いずれも4割以上が「可能だとは思わない」と回答しました。

賛否がはっきりしやすい傾向がある電話調査において「どちらとも言えない」という回答が4割近くにのぼったことに対し米重氏は「特徴的な傾向」と注目。千葉氏は「想像がつかないという人が他の質問より多い印象がある」とコメントしました。

男女別で見ると男性は「可能だと思う」が2割を超える一方、女性の場合はそれが約15%に留まるとのこと。

米重氏「現実問題として産休・育休中の学び直しはできない・わからないという意見は女性の方が少し多い。微妙な性差は出てますね」

動画本編はこちら!

同性婚について国民はどう考えている?政党別クロス集計の結果も発表!

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