官製談合事件 広島県職員(49)を入札の価格情報漏らした罪で起訴

広島県発注の入札に関して、価格情報を特定の業者に漏らしたとして官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された県職員の男を、広島地検は15日、起訴しました。

官製談合防止法違反と公競売入札妨害の罪で起訴されたのは、広島県土木建築局建設産業課の主査 曽根田英一 被告(49)です。

起訴状などによりますと曽根田被告は去年5月、県発注の道路修繕事業の入札に関し、尾道市の土木会社の役員・今井浩美被告(58)に設計金額を携帯電話のメッセージで送り、この情報を基に落札させたとされています。

地検は今井被告についても、公競売入札妨害の罪で起訴しました。

一方、地検は今井被告の夫で土木会社の社長については、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として、不起訴としています。

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