大田原の白鳥 高病原性確定 栃木県内今季4例目

 栃木県は15日、大田原市の水田で回収された野鳥のオオハクチョウ1羽の死骸から検出された鳥インフルエンザウイルスは、毒性の強い高病原性だったと発表した。県内で野鳥から高病原性ウイルスが確認されたのは昨年12月以降、同市、佐野市、下野市に続いて今季4例目。

 オオハクチョウは9日に回収された。国立環境研究所の遺伝子検査で13日にウイルスが確認されたため、詳しい病原性を調べていた。県は発見場所から半径10キロ圏内で野鳥の監視体制を強化している。

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