みずほ銀行福井支店の取引先でつくる「福井みずほ経営研究会」は2月15日、元プロ野球選手の広澤克実さんを招いた講演会を福井県福井市内で開いた。広澤さんは現役時代に指導を受けた多くの監督を振り返り、「リーダーに必要なのはアイデアを生み出す力」と強調した。
広澤さんは明治大学在学中の1984年、ロサンゼルス五輪の日本代表として金メダルを獲得。その後、プロ野球のヤクルト、巨人、阪神で活躍し、現在は野球解説者。
広澤さんは師匠と慕う監督として野村克也、長嶋茂雄、星野仙一の3氏を挙げ、「共通点は知恵があること。クイックモーションや継投策など何げなく使っている野球戦術に、3人のアイデアがあふれている」と紹介。「勉強で吸収した知識と知恵を兼ね備えた人がリーダーであると3人から学んだ」と話した。
講演会には会員企業の経営者ら約40人が参加した。