春の訪れは早足で 北日本に高温に関する情報も 気象庁1か月予報

 気象庁は16日(木)、向こう1か月(2/18~3/17)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本は暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高い見込み。特に北日本は2週目(2/25~3/2)は、気温がかなり高くなる可能性がある。また、北・東日本の日本海側の向こう1か月の降雪量は少ない見込み。

 1週目(2/18~2/24)は東日本の日本海側で低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨(雪)の日が多くなりそうだ。東・西日本は高温傾向が見込まれる。2週目(2/25~3/2)は高気圧に覆われやすく、全国的に晴れの日が多い見通し。また、北・東日本は高温となる見込み。3~4週目(3/4~3/17)は、全国的に平年と同様の天候が見込れる。

北日本に高温に関する情報

 北海道と東北の気温は向こう3日間程度は平年並みか高いが、20日(月)ごろから4日間程度は平年並みか低くなる見込み。その後は冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいため平年並みか高くなる見通し。特に、26日(日)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がる。このため、気象庁は北海道と東北に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理やなだれ等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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