「石焼らーめん火山」など飲食店を運営するBLOOM(ブルーム、宇都宮市城南1丁目、古山智(ふるやまとも)代表取締役最高経営責任者=CEO)は、メインブランドと位置づける仙台牛タン定食屋「牛たん けやき」をリブランドした。海外展開も視野に、コンセプトやロゴを一新し、認知度向上などを図る。
同社は主に東日本で、別ブランドの「牛たん欅(けやき)」、餃子(ぎょーざ)専門店「餃天堂」など計8ブランドの飲食店を経営している。
「牛たん けやき」は仙台に行かなくても本場の味を提供する店として、2020年に小山市で1号店をオープン。県内4店を含む計10店舗を展開している。30年には全国で100店舗を目指す。事業拡大に向け、ブランドを再構築した。
リブランドのコンセプトは「牛タンに、ときめきを。」。ちょっとした贅沢(ぜいたく)などを求める客に心ときめく牛タン体験を提供するとしている。ロゴは、牛タン発祥(はっしょう)の地、仙台市の木「けやき」を七宝柄で表現。海外出店やインバウンド(訪日客)を想定し、英語表記も加えた。また、商品を端的に表現する言葉として「厚っ、やわっ、うまっ。」を打ち出した。牛タンの特徴をシンプルに表したという。
今月9日にはリブランド後、初となる新店を仙台市にオープンした。古山CEOは「『けやき』を多くの人に知ってもらい、仙台のおいしい牛タンを広げていきたい」と話した。