走る新幹線で警察とJRが不審者対応訓練 安全なG7広島サミットに向けて

5月に開催されるG7広島サミットに向けて、16日、警察とJRが、実際に走る新幹線の中で不審者への対応訓練を行いました。

訓練が行われたのは、博多駅から姫路駅を走行する新幹線の中です。

広島サミットに向け、広島県警のほか、山陽新幹線が通る福岡・山口・岡山・兵庫の各県警とJR西日本が、不審者やテロに対応する力を高めるために実施しました。

このうち、山口から広島に向かう新幹線内での訓練は、予約されていない指定席に座っていた人に車掌が声をかけたところ、暴れ始めたという想定です。

車掌と警察官が連携して乗客を別の車両に避難させ、不審者を隔離します。

広島駅に到着後、不審者は逃走をはかろうとします。

不審者は、広島駅で待ち構えていた警察官が制圧…。このあと、防護服を着た警察官が、車内に残された不審物を検知器を使用して調べ、搬出しました。

広島県警 警備部機動隊 正田勇人 警部補
「テロという事案が起これば避難誘導など、利用する人の安全を第1に考えなければならない。それを(駅の職員と)確認できたのは大きな収穫だった」

JR西日本 中国統括本部 土手直則 広島管理駅長
「お客さまの安全安心をしっかり守るために(警察と)しっかり連携をとりながら初動をしっかりとこれから繰り返し振り返りをしていきたい」

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