「行政代執行を視野に」川勝静岡知事“大規模盛り土”に毅然とした姿勢で「25回行政指導も聞き入れず」と釈明も

無許可で造成したとして、親子が逮捕された静岡市山間部の2つの大規模な盛り土について、静岡県の川勝平太知事は2月16日、「行政代執行も視野に対応する」と述べました。

静岡市葵区の山間部にある杉尾地区と日向地区では、あわせて7,8ヘクタールにもおよぶ大規模な盛り土を無許可で造成した疑いで、静岡市内で残土処分を営む親子が逮捕されました。

この盛り土について、静岡県は強制力のある命令を発出してきませんでしたが、川勝知事は16日の会見で「口頭と文書であわせて25回の行政指導をしたが事業者が聞き入れなかった」と釈明しました。

<静岡県 川勝平太知事>

「決して事業地の外に支障がおよぶことのないように、1日も早く地域の不安が解消されるように行政代執行を視野に入れて、担当部局に対応するよう指示をした」

今後については、行政代執行も視野に、毅然とした対応をする考えを述べています。

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