サッカー選手がプレーするうえで不可欠なスパイク。
ここでは、『SoccerBible』による「現在、スパイクブランドと契約を結んでいない最高の“フリー”選手」を見てみよう。
アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
2022年1月に彼とNikeとの契約は終了。それ以降、Nike、adidas、Pumaが激しい争奪戦を繰り広げている。
しかし、この騒動に終止符が打たれそうになるたびに、彼はカーブボールを投げ、まるで遊びでやっているように感じられる(いまだにどことも契約を結んでいない)。
プレミアリーグ開幕時にはadidasを履いたものの、それ以降は古いNikeのモデルでプレーしている。
しかし、最近はNikeの新しい「LUCENT PACK」や「BLAST PACK」 を履いており、Nikeとの新しい契約は、最も可能性が高いと思われる。
ただ、この1年で学んだことがあるとすれば、それは、それに賭けてはいけないということだ。
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)
彼とNikeとの不和は広く報道された。 Nikeとの契約を打ち切ろうとしており、その動きによって、他ブランドへの移籍を自由に交渉できるようになるだろう。adidasとPumaは、その状況を注視しつつ警戒している。
ピッチ上でヴィニとNikeが良好な関係にないことを示す最大の指標は、ブラックアウトブーツと旧モデルの両方を履いていること。この2つは、契約が終了しているか、まもなく終了するという重要なサインだ。
両者の法廷闘争がいつまで続くかはまだ分からないので、彼が古いモデルやブラックアウトされた物以外を履くのをすぐに見ることができるかどうか待つ必要がある。
ラファエル・レオン(ミラン)
世界で最も有望な選手のひとりであるポルトガル代表FWにはプレミアリーグのクラブが熱視線を送っている。
スパイクスポンサーについても同じように争奪戦になっているようだ。
Nikeやadidasを筆頭に新たな契約を交渉しており、いまは少しばかりの自由を満喫している。
adidasが契約にこぎ着けたかに見えたが、最近ではNikeの古いEURO2012モデル(上記写真)やBlast Packを着用。だが、その後にはadidasの最新モデルを履いたりしており、決着はまだ先になりそうだ。
ジャック・グリリッシュ(マンチェスター・シティ)
彼の場合は青天の霹靂だった。アカデミー時代からNikeを着用しており、昨年末のW杯でも「Phantom GX」のお披露目に起用された重要な選手のひとりだったからだ。
だが、契約が切れる時は切れる。
最近の彼はブラックアウトバージョンを履くようになっていた。さらに、練習ではPumaを着用。SNSのプロフィールからNikeの文字が消えたこともあり、変化が起きそうな予感がしている。
グリリッシュはシティのキットサプライヤーでもあるPumaと英国人史上最高額となる年間400万ポンド(6.3億円)で契約すると報じられたばかり。近い将来、それは実現しそうだが…。
カイ・ハヴァーツ(チェルシー)
彼とNikeとの時間は終わりに近づいているように見える。
最近の試合では足元がブラックアウトモデルになっていたほか、それ以前にも普通はプロが履かないオールブラックモデルを着用したことがあった。
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新しいシリーズがリリースされた際、契約アスリートはスパイクを変更するもの。彼がブラックアウトモデルを履いたことは、契約満了が近づいていることを裏付けるものだ。