【小山ちえさん(子宮・妊活コンサルタント/ナチュラルヨガインストラクター)】自分自身を大切にできる親と子で溢れる世界にしたい

小山ちえさん(子宮・妊活コンサルタント/ナチュラルヨガインストラクター)

プロフィール
小山 ちえ(こやま ちえ):燕市出身。長岡大学を卒業後、アパレル会社に勤務する。その後、派遣会社の営業に転職し、結婚を機に退職。結婚後は妊活のための時間と費用を確保すべくパートタイムで働きながら、病院に7年間通院し不妊治療を行う。2021年11月から自身の妊活経験をもとに、ヨガを中心とした子宮・妊活コンサルティングを始める。


ガタチラスタッフ:『新潟人137人目は、『焼き鳥たご』オーナーの古田知行さんです!大好きな焼き鳥を“一番いい状態”、“一番美味しいタイミング”で味わって欲しいと予約制のコースで提供するスタイルにこだわるお店です。古田さんが料理人を目指したきっかけや焼き鳥へのこだわりをたくさんお聞きしました。素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!』

妊娠は奇跡的なこと

ーー「子宮・妊活コンサルティング」を始めたきっかけを教えてください!

小山さん:私自身、子供が欲しいと考えた時に思い通りにいかなかったことがきっかけです。それから7年間にわたり、20種類以上の妊活を試しましたが、上手くいきませんでした。そこで視点を変えて、良いと言われる方法を試すのではなく自分に何が良いのかを試していこうと思ったんです。やり方を変えた結果、4ヵ月で息子を授かることができました。

ーーご自身の経験から始まったのですね!

小山さん:自分に合うやり方を実践して4ヵ月、妊活を始めて10年目で息子を授かったので、同じように悩む方々からは「奇跡のような出来事だ!」と言われましたね。「その方法をみんなにも共有して欲しい!」という声をたくさんもらい、それならと「妊活コンサルティング」を始めました(笑)。

ーー小山さんに合う方法は「ヨガ」だったのですか?

小山さん:私にはヨガが合っていましたが、全員がそうとは限りません。体の状態は人や時期にもよって異なるので、一概には言い切れないんです。自分の体に合う方法、合わない方法を見極められるようになる事が何より大切だと思います。

ーーどのようにして見極めるのですか?

小山さん:月経の状態で判断します。具体的には、血色や量、月経期間、PMSの状態をヒアリングしつつ対話することで、今の状態が分かります。そこから更にカウンセリングを進めていくと、今の状態になっている原因として必ず思い当たる事があるんです。「甘い物を食べすぎていた」「ハードな仕事の後だった」とか。全部月経の状態に現れるんですよ。

ーー妊娠するためにはそこまで考える必要があるのですね…!

小山さん:妊娠は奇跡的なことなんです。10組のカップルが真剣に妊活に取り組んでも、1カ月で妊娠できる確率は2割です。今の時代は忙しさからストレス過多になってしまって、その確率をさらに下げているんですよね。

気持ちを共有できる環境を

–妊娠や月経の事は、なかなか気軽に話せる場所がないですよね。

小山さん:その点を一番解決したいと思いました。私もひたすら病院に通うだけで、他にどうすることもできずに追い詰められていました。その結果、ストレスが大きくなっていったんです。通院治療する以外に、何をすれば良いのかを聞く場所も教えてくれる人もいなかったので、「気軽に自分の気持ちを話せたり、アドバイスを貰えたりする場があれば良いのにな」と考えていました。

–相談できないからこそ、当事者だけが地道に頑張ってしまいがちですよね…。

小山さん:私の口癖は「頑張らないで!」です。頑張る事がどれだけストレスなのかを意外と知らないんですよね。月経が来る度にモチベーションが下がり、「また頑張らなくちゃ」と思う事が悪循環になります。それよりも、1カ月頑張った自分を労ってあげてほしいです。旦那さんからも「次頑張ろう」よりも「頑張ったね、お疲れ様」と声を掛けてほしいですね。月経が来たとしても、それまでの1カ月は無駄ではありません。前回と比較して改善した所や課題を改めて知るチャンスですからね!

妊活のスタートは子育てのスタート

–妊活には自分を知る事が大切なのですね!

小山さん:自分自身を知ること、そして好きになってあげることが大切です。月経やオリモノの状態から体を見ることはもちろん、心の状態をしっかり見ることで自分にとって良いものや良くないものがわかってくると思います。

–妊活のイメージが変わりました!

小山さん:「妊活コンサルティング」は、向き合うというよりは“伴走して行く”イメージです。私も「妊活中にそういう人が欲しかったな~」と思います(笑)。少し気分が沈んだ時にすぐにラインできるような気軽な関係です。それぞれに合った方法が見つかるように、一緒に子育てのスタートを切りたいと思っています。

–距離が近くて心強いですね!

小山さん:距離感もそうですが、実質的なお話ができると思います。病院では、14日間で排卵するように薬を処方して、体をその日数に合わせるようにして進めていきます。しかし、同じ14日間でも朝排卵する人もいれば夜の人もいますし、ちょっとした不安やストレスで1日前後したり、排卵しないこともあります。また、病院でホルモン治療などを取り入れると、産後の体調や更年期障害に影響を与える可能性もあります。そういう事もあまり知られていないんですよね。

–話を聞けば聞くほど興味深いですね。

小山さん:体をスケジュールに合わせるのではなく、一人ひとりの体に妊活スケジュールを合わせて進めていきます。月経や排卵の話を相談する相手がいないので、皆さんインターネットで検索しちゃうんですよね。ネットの体験談を見ても、自分とその人の体は違うので参考にはならないんですよ。まずは自分の状態を知らなければ、スマホからは何もわかりません。

–妊活コンサルティングを通じて、どんな時にやりがいを感じますか?

小山さん:妊娠がわかった時が一番嬉しい瞬間です!孫ができた気持ちでいます(笑)。夜中でも報告ラインが来ると、夫を叩き起こして一緒に喜ぶんです(笑)!

自分のことを大切にできる環境を

–妊活を終えてから、産後もお付き合いはあるのですか?

小山さん:もちろんです!産後はこちらが好きでお付き合いさせてもらっているので無料ですが、私が産後経験して感じた事や育児中にお勧めしたい事をお話させてもらったり、ママの状態をお話してもらったりしています。

–ママになっても相談できる環境はうれしいですね!これから挑戦したいことはありますか?

小山さん:私の妊活コンサルを体験した方々から、同じように妊活コンサルをする方を増やすことです。「私がお伝えした事+ご自身が体験した事」で同じ悩みを抱えている人に寄り添ってもらいたいですね。リモートでもできるので、産後鬱にもなりやすい赤ちゃんと二人でいる時間にもできますし、孤独感も減るので取り組んでくれる方が増えると嬉しいですね。

–「人に優しく」することはもちろんですが、「自分に優しく」することも大切ですね。

小山さん:自分のことを大切にできない人は、相手のことを大切に想えない人になってしまうと思います。だから、妊活や子育てを通して自分のことを大切にできるママさんや女性を増やしていきたいです。そして、そんなママさんが笑顔で育てた子供達が周りの人を大切にできる。そんな笑顔の循環が生まれたらいいなと思います。

–ステキな想いですね!最後に、小山さんに相談したい場合はどうしたらよいのでしょうか?

小山さん:インスタグラムで情報を発信しております。妊活コンサルは、1回のみの利用も可能です!続けやすいプランをご用意しておりますので、ぜひ一度お試しください。そのほか、子育て中のお悩み相談(発達障害など)やこれから自分でお仕事を考えているママさんの相談もOKです!一緒に新潟のママを楽しみましょう♪

>>>ご相談は「小山ちえさん」のInstagramから

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