高原の緩やか斜面で雪遊び…「六呂師スノーパーク」オープン 福井県大野市、個人でも貸し切りOK

スノーチューブを楽しむ来場者=2月12日、福井県大野市南六呂師

 福井県大野市南六呂師で雪遊びができる「六呂師スノーパーク」がオープンした。六呂師高原の緩やかな斜面を利用し三つのゾーンを整備、そりのほか木製のボード「雪板」、浮輪状のそり「スノーチューブ」といったアクティビティーが堪能できる。

 冬の六呂師高原に誘客し活性化につなげようと、自然活動団体「ノーム自然環境教育事務所」(大野市)が企画した。昨年度はイベントに合わせ雪板のコースのみ設置したが、今シーズンは本格的に整備。新しい観光メニュー開発に交付する市の補助金を活用し、旧六呂師小近くの牧草地約600平方メートルに2月上旬に完成した。

 斜度は7~8度と緩やか。そり滑りを楽しめる長さ30メートル、幅10メートルの「そりゾーン」のほか、スケートボードのような雪板に乗って凸凹を乗り越える約200平方メートルの「雪板ゾーン」、浮輪のようなそりで、90度以上のカーブがある約50メートルのコースを滑り降りる「スノーチューブゾーン」を作った。各ゾーンの周辺では、自由に雪遊びが楽しめる。

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 両親や兄弟らとそり滑りをした坂井市内の男の子(7)は「思ったよりもスピードが出て楽しかった。もう一回したい」と満足そうだった。同事務所の坂本均代表(63)は「個人でも、幼稚園などの貸し切り利用もできる。冬の六呂師高原を堪能してほしい」と話している。

 午前10時~正午、午後1時~同3時、午後4時~同6時で事前予約が必要。19日は休業する。利用料はそり、スノーチューブの貸し出し付きで千円。雪板の貸し出しは別に1人1枚千円。オープンは3月上旬までの予定。問い合わせは同事務所=電話0779(67)1117。

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