J2開幕 V長崎ホームできょう千葉戦 カリーレ監督「いい準備できた」

1月の沖縄キャンプでV長崎のカリーレ監督(左)がフアンマに指示を出す=沖縄県読谷村陸上競技場

 サッカーの明治安田J2リーグは18日に開幕する。18、19日に各地で第1節の計11試合が行われ、V・ファーレン長崎は18日午後2時から諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で千葉と対戦する。6年ぶりのJ1昇格に向けた2023年シーズンが幕を開ける。
 昨季は終盤の7戦白星なしが響き、勝ち点56の11位。2年目を迎えるファビオ・カリーレ監督の下、ポゼッションサッカーに磨きをかけて雪辱を期す。弱点だった高さや突破力のあるサイドアタッカーを補うため、即戦力級を複数獲得。J2で試合に出場できるのは4人までとなっている外国人選手は7人在籍し、各ポジションで激しいスタメン争いを繰り広げている。
 初戦で顔を合わせる千葉は昨季10位。外国人選手の5人全員が移籍し、ヘッドコーチの小林慶行氏が監督に昇格して再出発する。千葉県のJクラブが対戦する開幕前の「ちばぎんカップ」では、19年にV長崎で活躍したFW呉屋大翔の2ゴールなどでJ1柏を3-2で下した。V長崎が苦手としていたハイプレスが持ち味で、十分な警戒が必要。通算成績はV長崎が8勝5分け5敗で勝ち越している。
 16日の練習後、囲み取材に応じたカリーレ監督は「ビルドアップの精度、球際の激しさは増しており、空中戦も改善した。いい準備はできている」と力強く語った。
 開幕日の盛り上げには県も一役買う。「県民応援フェア」として、ボールを的に当てる「キックターゲット」やオリジナル缶バッチの作製など各種イベントを実施。さらに今年は、選手紹介など記載した小冊子も3年ぶりに復活した。後援会が初めて作り、入場ゲートで配布する予定。


© 株式会社長崎新聞社