日本代表をキャプテンとして支えてきた吉田麻也。
TOKYOFMをキーステーションに放送中の「吉田麻也のチャレンジ&カバー」でリスナーからの質問に答えている。
この日は、昨年末のワールドカップでブレイクするなと感じた若手選手について聞かれると、こんな秘話も明かしていた。
「ドイツのジャマール・ムシアラはすごいよ。あれはすごい。ボールが獲れない。
あの独特なリズムはすごく難しかったなぁ。これから脅威になる。
あとは、イングランドのジュード・ベリンガム。ドルトムントにいて、戦ったので。彼の推進力もすごいなぁと思いましたね。
W杯でいうと、クロアチアのヨシュコ・グヴァルディオル。発音難しいな(笑)。
センターバックね、フェイスガードをつけてた人ですけど。彼も将来有望ですね。
センターバックで体が大きくて身体能力があって足が速い選手は今はもう当たり前のように2000万~3000万(ユーロ)って値段がつけられて凄い時代だなと思いますけどね。
こいつはブレイクするなっていう選手は難しいですねぇ」
「僕、サウサンプトン時代にね、当時はシント=トロイデンにいた冨安健洋とフローニンゲンにいた堂安律とザルツブルクにいた南野拓実を推したことがあるんですけど。誰も獲らなかったっていうね。
結果、拓実は後にサウサンプトに来たんですけど。結果的に今はみんな活躍されてらっしゃいますよ!
日本人を見るのは難しくないんだけど、海外の選手が伸びるかどうかを判断するのはすごい難しい。っていうのは、性格に難がありすぎる。
性格ってすごく選手の成長に左右するんですけど、性格がいいから活躍するとも限らないし、性格がすごい悪い…悪いというか我が強いからダメっていうわけでもないし、難しいところなんですよね。
例えば、いまはマンチェスター・ユナイテッドにいるルーク・ショウっていう左サイドバックの選手。いまはセンターバックもたまにやってますけど。
(サウサンプトンで)彼が16歳くらいでトップチームに上がってきた時に一緒にやってたんですけど、まぁふてぶてしいんですよね、態度が(笑)。
なんかこう、リスペクトしている感じじゃないんですよ、ただすごい良い子だったんですよね。
だから、こいつすげぇ早咲きだけど大丈夫かみたいな。このままうまくいくのかなって思っていたら、結局、今日の今日までマンチェスター・ユナイテッドにいるので。結果は出すし。
逆にいうと、すごい真面目な選手で毎日一生懸命やってても芽が出ない選手もいるわけで、これはサッカーの難しいところだなぁと思いますね」
吉田はサウサンプトン時代に冨安、堂安、南野の獲得を勧めていたとか。彼らは性格的にも問題なしということのようで、吉田は自らの慧眼を誇っていた。
【関連】『日本よりも欧州での評価が高い』外弁慶な海外日本人10名
また、若くして出てきたルーク・ショウは目上の先輩にも全く臆することない性格をしていたとか。