【クイズ】線路の本数

多くの鉄道では2本のレールの間を車両が行き交っており、この2本のレールをひとまとめにして「線路1本」という表現をすることがあります。この線路が1本だけある状態を単線、2本横並びに置かれた線路の配置を「複線」といい、この「複線」が2組あると複々線・3組あると3複線といいます。ではこの横に並んだ線路の本数が日本一多い区間はどこでしょうか?またその線路の配置はどうなっているでしょうか?

【ヒント】
この手の問題を考えるときに車両基地や駅のポイント分岐などによる線路本数の増加は考えません。それでも最多というだけあって複々線や3複線では収まらない数の複線が広がっています。

解答と解説

【答え】
日暮里駅とそこから北西約200ⅿの範囲、6複線+1本

山手線・京浜東北線の複々線、常磐線の複線に加え、通過する東北・上越・北陸新幹線の複線、宇都宮線・高崎線の複々線、さらに京成電鉄本線の上り線がある日暮里駅では合計6組の複線+1路線が配置されています。2009年に京成電鉄本線の下り線が高架化される2009年までは7複線でした。

このうち、新幹線の線路は日暮里駅から南下するとすぐに地下に入ってしまい、京成線型の線路をまたいで行ってしまうほか、逆に北側に行き過ぎると常磐線・京成線の線路が東にそれて行ってしまうため、この7複線を撮影するのは日暮里駅のやや北にある道路橋の上がおすすめです。

(写真:PIXTA)

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