Max Racing、2023年もGRスープラ×佐藤/三宅のコンビでGT300参戦。優勝とタイトル目指す

 2月18日、スーパーGT GT300クラスに参戦するMax Racingは、2023年の参戦体制を発表した。今季もGRスープラGTとヨコハマの組み合わせ、そしてチームが全幅の信頼を寄せる佐藤公哉/三宅淳詞のコンビを継続し、優勝、そしてシリーズチャンピオンを目指す。

 2020年からGT300に挑戦を開始したMax Racingは、2021年からGRスープラGTにスイッチ。この年は優勝を飾るなど躍進をみせたが、2022年シーズン開幕前に大野剛嗣チームオーナーが急逝。チームは開幕前の公式テストと第1戦を欠場することになったが、欠場の影響や不運、クラッシュなどもあり、2022年はわずか1ポイントの獲得のみというシーズンとなった。

 しかし、そのポテンシャルが間違いなくあるのは、2023年も体制をそのまま継続するということからも分かる。今季もMax RacingはGRスープラと佐藤、三宅のコンビでスーパーGTに挑むことになった。目標はもちろん優勝、そしてチャンピオンだ。

「今シーズン、チームとしてやらなければいけない事は『勝つ』ということ。ドライバーの公哉選手と淳詞選手は速さと強さを兼ね備えたドライバーですが、今年はさらにその実力に磨きをかけて思い切り自信をもって走り、真のトップドライバーになってもらいチームを引っ張ってほしい。そしてチームはふたりのドライバーをしっかりバックアップして、チーム一丸となり全力でレースを戦いたいと思います」というのは、今季もチームを率いる田中哲也監督。

「チームメンバー全員が高いスキルと『勝つ』という目標に対して高いモチベーションを持っているので、今年はMax Racingの強さを見せていきます。そして今年はチームを応援してくださるファンの方々とのコミュニケーションを大切にして、プロのチームとして期待に応えていきたいと思います」

 そして、ドライバーふたりも思いは同じだ。「昨シーズンの悔しさを晴らすべく、大野オーナーに良い報告ができるようになんとしても良い結果を出しにいきたいです。そして自分自身のGT初優勝も目標に最善を尽くしていきます」と佐藤は意気込む。

 また三宅も「今シーズンもMax Racingから参戦させていただけることになりました。昨シーズンは要所要所速さを見せることもできていたと思いますが、後半の3戦にかけて調子を崩してしまう結果となりました。今年はシーズンを通して良い結果、優勝目指して頑張りますので応援よろしくお願いいたします」と意気込みを語った。

 今季も車体は2021年8月に発売されたマテラ鉱石という素材を使った愛媛の化粧品ブランド『マテラ81』のロゴが大きく入る、アシンメトリーのカラーリングに。たかのこのホテルや四国建販、ポンジュースのロゴなど、愛媛を背負って走るが、2022年のカラーリングとは印象が似ているものの、塗り分けやパターンなど比較すると大きく異なっているので、ぜひ注目したいところだ。

Max Racing

2023年スーパーGT参戦体制

チーム名:Max Racing
車両名:HACHI-ICHI GR Supra GT
カーナンバー:244
参戦クラス:GT300
マシン:GRスープラGT
タイヤ:横浜ゴム
チーム監督:田中哲也
Aドライバー:三宅淳詞
Bドライバー:佐藤公哉
メンテナンスガレージ:RS中春(つちやエンジニアリング)

2023年のHACHI-ICHI GR Supra GTのカラーリング
2023年のHACHI-ICHI GR Supra GTのカラーリング。2022年とは異なっている。
2022スーパーGT第4戦富士 佐藤公哉/三宅淳詞(HACHI-ICHI GR Supra GT)

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