干潟にアーサの香り、日差しまぶしく 沖縄・北中城

 19日は二十四節気で、雪が雨に変わり、草木が芽生える頃とされる「雨水(うすい)」。沖縄県北中城村美崎沿岸の養殖場では、緑色の海の幸アーサ(ヒトエグサ)が収穫の最盛期を迎えている。

 生産者の宮城博さん(75)=同村和仁屋=と息子の直博さん(30)は、週明けに機械で収穫を予定。18日は養殖網のアーサに付く不要な海草などの除去に追われた。

 昨年は軽石の漂着被害で生育が悪かったが「今年はまあまあ良い」と博さん。強い日差しの下、丁寧に作業をしていた。 (ジャン松元、写真も)

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