第45回福井県版画コンクールの上位入賞者を表彰 作品は3月まで県内で巡回展示

賞状を受け取る福井棟方賞の受賞者=2月18日、福井県福井市の福井新聞社・風の森ホール

 第45回福井県版画コンクール(福井新聞社主催、福井県美浜町協力、北陸銀行特別協賛)の表彰式が2月18日、福井新聞社・風の森ホール(福井市)であり、最高賞の福井棟方賞をはじめ、銅賞以上の計102人をたたえた。

 今回は、県内の小中高校と特別支援学校計251校から3万4570点が寄せられた。

 福井新聞社の吉田真士社長が「感受性豊かで表現力がすばらしい皆さまが、受賞を機に、これからもいろいろなものを楽しく形にしていくことを願います」とあいさつ。審査員を務めた元県小学校教育研究会図画工作部会長の前畠勇さんは講評で「作者の気持ちが伝わってくるものや着想の独自性、表現の工夫がある作品を選んだ。コロナ禍の中でも、たくましく生活する様子が分かる作品が多く、元気がもらえた」と話した。

 福井棟方賞の小学2年加藤基晴君、中学2年出口裕里さん、高校1年笠嶋心結さんら受賞者が賞状を受け取った。

 銅賞以上の作品は2月20日まで福井新聞社・風の森ギャラリーで、22~26日に美浜町生涯学習センターなびあすで展示。金賞以上の作品は、3月1~6日に大野市の北陸銀行大野支店で、同7~13日に福井市の北陸銀行福井西中央支店で巡回展示する。

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