約4年に一度開かれる障がい者の技能競技大会「アビリンピック」の国際大会に出場する、沖縄県豊見城市出身の伊敷学(まなぶ)さんが17日、県庁で玉城デニー知事と会談した。伊敷さんは「これまでの努力を精いっぱい出し、いい成績を出せるように頑張りたい」と抱負を語った。
第10回国際アビリンピックは3月にフランスで開催され、22の国と地域から選手が参加する。ホームページの作成やフラワーアレンジメントなど45種目で技能を競う。
伊敷さんは2020年に愛知県で開かれた全国大会で、ロボットの動きを指示するプログラムを6時間以内に作成し、動きの正確さなどを競う「コンピュータープログラミング」で金賞に輝き、世界大会出場が決まった。
玉城知事は3度目の挑戦で国際大会出場をつかんだことに「粘りの素晴らしさは称賛に値する。競技への参加を楽しみながら頑張ってほしい」と激励した。
(武井悠)