田上市長、最後の施政方針 4期16年振り返る 長崎市議会

自身最後の施政方針で4期16年を振り返る田上市長=長崎市議会議場

 定例長崎市議会が20日開会した。今期限りでの退任を予定し、最後の定例会となる田上富久市長は施政方針で4期16年を振り返り、まちの基盤づくりが一定進んだとして「基盤を生かし、住む人も訪れる人も幸せを感じてもらう段階に来た」と述べ、ソフト面の取り組みのさらなる充実を図る必要性を強調した。
 田上市長は「経済」「まちの形」「まちを支える仕組み」の三つの分野で「進化」が必要と考え、出島メッセ長崎整備や行政機能再編などの各種施策を進めてきたと説明。「人口減少対策は道半ばだが、基盤づくりはハード・ソフト両面で成果が形となって見え始めている」と語った。
 本会議では会期を3月15日までの24日間と決めた後、総額2187億7千万円の2023年度一般会計当初予算案など56議案を上程した。一般質問は24、27、28、3月2日で計15人が登壇予定。


© 株式会社長崎新聞社